こんにちは、ゲイル(@galenomad)です。
「FIA ヨーロピアン・トラックレーシング・チャンピオンシップ」ってどんな内容なのかな。買う価値はあるの?
今回は、このような悩みに答えます。
たしかに「トラックのレース」なんてマイナーですし、どんなゲームなのか検討がつかない人も少なくないはず。そこで、私が実際に購入してプレイしました。
2019年発売ということで、少し今さら感は拭えませんが、購入するか迷っている方のためにレースゲーム好きの私が分析しましたので、ご覧ください。
※正式名称だと長いので、以降は「ETRC」と略します。
ETRCの概要を紹介
こちらがメニュー画面です。色々ありますが、基本的にはトラックを速く走らせるのが目標になります。この記事では、ソロプレイを扱っていきます。
ソロプレイの内容
- キャリア:一人のドライバーとしてシーズンを戦う
- クイックレース:好きな車、好きなサーキットでレース
- チャンピオンシップ:複数のレースでポイントを争う
- イベント:面白いミッションをプレイできる
- タイムトライアル:1周のタイムを競う
バラエティ豊富なサーキットたち
最初に私の目を引いたのは、このサーキットたちです。下記は商品概要から引用したものですが、レース好きにとってはワクワクさせる文面になっています。
8つの公式ETRCサーキット(ニュルブルクリンク、ル・マン、ゾルダー、ミサノ…)の他に、富士スピードウェイやラグナ・セカ、サーキット・オブ・ジ・アメリカズを含む、全14の世界有名サーキットを収録。
現実に存在するサーキットがいくつも収録されているのは嬉しいですね!
テストラン
早速、イタリアのミサノで試運転してみました。
車内視点だと臨場感たっぷりです。レースゲームでこの視点の高さは他に体験できません。横転しそうで怖いですけど。笑
富士でクイックレースに出場
続いては、日本で有名なサーキット「富士スピードウェイ」でクイックレースに出場してみることにしました。どこまで再現されているか気になるところです。
スタートの混戦
普通のレースカーでさえ富士の1コーナーは混雑するというのに、車体の大きいトラックがレースをしたら大混雑になります。各車スモークを上げて大迫力です。
ダンロップコーナー手前
ダンロップコーナーの手前では富士山を眺めることができます。空模様と相まって、つい見惚れてしまいますが、ボーッとしているとブレーキが遅れて危険です。
ピット作業はあるのか?
ピット作業を見たくてピットに入ってみましたが、ただ素通りするだけでした。
ETRCを買う価値はあるのか
結論として、買う価値は十分あると言えるでしょう。その理由を以下の4つの観点から評価しました。
- 挙動
- グラフィック
- サウンド
- コンテンツの充実度
レースゲーム好きにとっては普通に楽しめ、レースゲームに疎い方でも少し練習してコツを掴めば、すぐに楽しめる内容になっています。
挙動
トラックの挙動は独特で、乱暴に扱うと上の画像のようにスピンしてしまいます。ヨー慣性モーメントが大きいから独特の挙動になるのかもしれません。もし間違ってたらごめんなさいm(_ _)m
でも安心してください。マリオカートのように操作するのは難しいですが、運転の基礎(制動→旋回→加速)を踏まえることで、そこまで神経質になることなく運転できます。
水冷ブレーキの概念
ETRCには水冷ブレーキがあります。定期的にトラックに積まれた水を使って、ブレーキを冷やさないと「オーバーヒート状態」になってブレーキ性能が低下します。
ブレーキの冷却は基本的に直線で行います。厄介なことに、冷却に使える水の量には限度があって、水色のゲージが無くなると冷却水を使い果たしたことになります。
冷却水を使い果たしたら、ブレーキの未来は短い!
リミッター(速度制限)がある
プレイしていると、160km/hから速度が上がらないことに気が付きました。リミッターが付いていることは理解しましたが、なぜ付いているのでしょうか?
疑問に思った私は、実際のETRCのレギュレーションを覗いてみました。
すると、やはり「160kphの速度制限」との記述を発見しました。いくらレースとはいえ、トラックはリミッターを設けないと安全を確保できないんでしょうね。
グラフィック
グラフィックは申し分ないほど綺麗です。そして、サーキットの広告看板にこだわりが見られます。驚くほど鮮明で、コカ・コーラの看板を見ていたら飲みたくなってくるほどです。こうした実際の企業の広告は、臨場感を演出するのに一翼を担っているかもしれません。
一方で、コーナーの曲率が若干正しくない箇所が見受けられました。サーキットを見慣れている人にとって、最初は違和感を覚えるかもしれませんが、まだ許せる範囲だと思います。
サウンド
1000馬力の力強いエンジン音と、5トンの車重を支えるタイヤのスキール音によって「いまトラックを操っている」と強く認識させてくれます。
一般的なレーシングカーの音とは違うベクトルで迫力が出ていますよ。
コンテンツの充実度
- 45台のトラック
- 20の実名チーム
- 14のサーキット
- 5つのソロプレイモード
- 3つのマルチプレイモード
多くのレースゲームと比べてみても、決して見劣りしない内容になっています。トラックレースに特化していることを考えれば、充実しているのではないでしょうか。
ETRCのまとめ
最後に、要点をまとめるとこんな感じです。
- 買う価値は十分ある
- レースゲーム初心者は少し慣れが必要
- トラックの挙動は面白い
- 映像と音は共に迫力を感じる
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また。