Swiftieのあなたは知ってる？Taylor Swiftの名曲紹介

こんにちは、ゲイル（@galenomad）です。

今回はSwiftieの方向けに「Taylor Swiftの名曲」を紹介し、共感してもらう企画です。もちろん彼女についてよく知らない方でも、あなたにとって良い曲を発見するきっかけになれば幸いです。

Swiftieのあなたは知ってる？Taylor Swiftの名曲紹介

Picture To Burn

カントリー&ロック

彼女のファーストアルバム「Taylor Swift」がリリースされた頃は、まだカントリーミュージシャンとして名を広めている時期でした。

その中でも「Picture To Burn」は秀逸な曲です。基本はカントリー音楽ですが、ティーンの感情を描くためにロックの要素を取り入れたことで、元彼への復讐心が伝わってきます。

The Way I Loved You

恋の葛藤と哲学

彼女のアルバム「Fearless」の中で過小評価されているのが、この曲です。歌詞に出てくる「ローラーコースターのよう」はそのメロディにも言えることです。

彼女が気づいたのは「完璧すぎる恋は人を狂わせる」こと。情熱が激しかった分、冷めたときのギャップは言うまでもありません。それでも彼女は前へ進もうとしています。

Starlight

忘れられない夜

キャッチーなブリッジとキラキラした歌詞が特徴的ですが、この曲は「ある写真から触発されてつくった」とTaylorは語っています。以下の写真がそれです。

この写真では、Robert F. Kennedy（アメリカ大統領だったJohnの弟）と彼の妻であるEthelが踊っています。Taylorにとってはこの写真が目に留まりました。

歌詞にもあるように、17歳のティーンが大切な人と踊るのは、一生を通して忘れられない最高の思い出になるでしょう。この曲はそんな「星のように煌めいた夜」に捧げています。

Forever & Always

Taylorの実体験

この曲は、Taylorの元彼であるJoe Jonasとのストーリーを反映させたもの。彼との別れは悪夢のような出来事でしたが、その後の彼らは友達として良好な関係を築いています。

ところで、この曲がリリースされた「2008年版」と2021年に再録された「Taylor’s Version」はぜひ聴き比べてみて下さい。彼女の歌唱力が上がったことが明確に分かるはずです。

Enchanted

感情の爆発

穏やかなアコースティックギターから始まり、ブリッジでは華やかに様々な音が混ざることで感情が抑えきれないことを表しています。その感情とは、誰に向けられたものでしょうか？

答えは「Owl CityのAdam Young」です。二人は結局「デートをすることは無かった」と推測されていますが、当時の彼らにお互いを想う気持ちがあったのは確かです。

TaylorのEnchantedに対して、Adamは次のような返事を送っています。（実際の文章から一部を抜粋し、意訳しています）

あなたのすべてが美しい。素晴らしい心を持っていて、とても魅力的だ。自分では上手く表現できないほど優雅で気品がある。僕はただこう言いたい。

“I was enchanted to meet you too”.（僕もあなたに会って魔法にかけられた）

Style

カントリーから完全脱却

彼女はカントリーミュージシャンとしてデビューしましたが、アルバム「1989」がリリースされた頃には、そのカントリーらしさが完全に消えていることに気づくはずです。

とはいえ、それは悲観すべきことではありません。彼女が新たな一面を見せ、それで人気を得ることが出来ているからです。もしカントリーの領域を出ないまま活動していたら、彼女は今頃どうなっていたと思いますか？

Gorgeous

どうして彼は魅力的なの

浮気は悪いことですが、それを抑えようとする理性が効かなくなるほど魅力的な人を見かけたことはありますか？一種の本能なんでしょうけど、多くの人が複雑な気持ちになるはずです。

注目してほしい歌詞は以下の部分です。

If you got a girlfriend, I’m jealous of her
But if you’re single, that’s honestly worse

あなたに彼女がいるなら、その彼女に嫉妬しちゃう
でも彼女がいないなら、もっと最悪

彼にガールフレンドがいることで「私は彼と親しくなれないんだ」と自分自身を納得させることができますが、彼にガールフレンドがいなかった場合、余計な希望を持つことになります。

London Boy

アメリカ人から見たロンドン

Taylorはロンドンが大好きです。言い換えれば「ロンドンにかぶれている」ということですが、その気持ちは十分に理解できる余地があります。

他の都市が青く見えるのは、世界中で起こることです。UK在住者はこの曲について「全くの幻想だ」と述べているらしいのですが、彼らの中にもまた、アメリカに幻想を抱く人がいます。

参考までに「ロンドン・ガール」が「London Boy」について批評している記事があったので、以下に紹介します。ロンドンの夢を壊されたくない人は見ないほうが良いかもしれません。

A London Girl Tries To Make Sense Of Taylor Swift’s “London Boy”

Taylor Swift's new song "London Boy" name drops the best and worst of the Big Smoke. We're lost and confused and not ent...

www.refinery29.com

august

隠れた名作

「reputation」と比較すると、本当に同一人物が歌っているのか疑いたくなるほど、彼女は2020年に大きく舵を切りました。そんなアルバム「folklore」の隠れた名作がこの曲です。

アルバムは2020年のグラミー賞に選ばれ、その翌年に行われたライブで彼女は3曲を披露しました。そのうちの1曲がこの「august」でした。

ivy

最も静かなアルバムにあるカントリー

この曲が収録されている「evermore」は、Taylor史上「最も静かで落ち着いた印象」を受けます。前作の「folklore」からの世界観を引き継いだようです。

この曲をよく聴いてみると、彼女の原点であるカントリーミュージックらしさが少し表れています。歌詞は既婚女性の不貞行為について比喩的に表現したものですが…。

中でも素敵な歌詞は以下の部分です。

My house of stone, your ivy grows
And now I’m covered

私の石の家、あなたのツタは伸びている
いま私は覆われている

 

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Maroon

記憶の中にいるのは誰？

2020年にリリースされたアルバムとはまた異なる印象を与えます。「Maroon」はドリームポップと呼ばれるインディーに近いジャンルです。

歌詞はTaylorが過去の恋人に向けたものだと分かります。それが誰なのかはっきりしていませんが、以下の3人の候補が彼女の記憶の中にいると予想されています。

• Jake Gyllenhaal：「Red」の歌詞と似ている
• Harry Styles：1Dの「Olivia」を示唆している
• Tom Hiddleston：過去に一緒に踊っている→歌詞と一致

Karma

カルマを明るく捉える

南アジアから広まったカルマという概念がこの曲において具体的に何を指しているのかは定かではありませんが、Taylorは人生で多くのカルマを経験してきたはずです。

それらをキラキラとした明るいメロディーに乗せ、カルマを何かに比喩するという凝った曲です。カルマといえば復讐心を伴うことがありますが、彼女の場合はこの曲に強いネガティブな感情を込めているわけではなさそうです。

私はストレスが溜まったら、この曲を歌いながら踊ることにしています。笑