Gale’s Music Awards 2023

みなさん、2023年はどんな年でしたか？

今年もこの季節がやってきました。Gale’s Music Awardsの時間です！とはいえ、今年が初めての開催で、当サイトで定着しているわけではありませんが。

Gale’s Music Awards 2023では、2023年以前にリリースされた「比較的新しい曲」の中から、Galeが厳選した曲を紹介するという、なんとも私本位なイベントになっています。また、Gale’s Music Awardsはこれから毎年12月に開催される予定です。

かの有名なGrammy Awardsと異なる点は、審査対象になる曲のリリース年とイベントが開催される年が概ね一致しているということです。Grammy Awardsの場合は複雑です。例えば2023年の2月に受賞する可能性があるのは、2022年10月1日から2023年9月15日にリリースされた曲です。

Gale’s Music Awardsでは、このような煩わしさを解消し、今年リリースされた殆どの曲は今年中に受賞するかどうか発表します。現時点では全く権威がない賞ですが、あなたが楽しめることを願っています。

Pop of the Year

2022、2023年にリリースされたPopソングの中から選び抜かれた10曲です。

Dua Lipa – Dance The Night

現実から距離を置くための華やかさに注目してみてください。過去のDua Lipaのスタイルから大きく逸脱したものではありませんが、傑作であることには変わりません。

Sabrina Carpenter – Feather

“Feather” の注目すべきは苦しみから開放されていく歌詞です。有害な男性への拒否反応を表現するのに、一体どうやってアップテンポなラインに乗せることができるのでしょう？

Against The Current – silent stranger

とてもパワフルな曲ですが、そのパワーは自分自身のアイデンティティを失っていることに対する怒りからくるものです。爆発して荒れ狂うギター、ドラム、ボーカルを愛してください。

Sigrid – The Hype

“The Hype” は開放感のあるPopです。少し曲が落ち着くと幻想的なシンセサイザーが介入し、一気に独創的になります。Sigridは誇大な宣伝 (Hype) に十分応えられているでしょう。

Olivia Rodrigo – love is embarrassing

テーマはローラーコースターのように変化する10代の感情です。懐かしさを感じさせる2000年代のPop Rockの雰囲気はたまらなく爽快です。”GUTS” の傑作の一つに違いありません。

Taylor Swift – Would’ve, Could’ve, Should’ve

“Midnights” の曲にはTaylor Swiftの内省が込められています。正直に言ってその多くはインパクトに欠けるものでしたが、この曲は例外です。”Give me back my girlhood”「私の少女時代を返して」とアルバムの中で最も悲痛かつダイナミックに彼女の歌声が響きます。

Mckenna Grace – Buzzkill Baby

まだオートチューンに改善の余地がありますが、Mckenna Graceに音楽の才能があることを証明するのに相応しい一曲です。より完璧に近い曲がリリースされるのは時間の問題でしょう。

Tate McRae – greedy

“greedy” の歌詞にはTate McRaeの哲学があります。ビートの意外性はありませんが、パワーに満ち溢れているため、自信を無くした心を元気にしてくれる曲の一つです。

Ava Max – One Of Us

転調する部分を含めて、Ava Maxの驚異的なレンジの広さが目立ちます。少しノスタルジーな雰囲気もあります。この曲がシングルとしてもリリースされたことに疑問はありません。

Claire Rosinkranz – Sad in Hawaii

キャッチーなコーラスが特徴的なこの曲は、どれだけ多くの人々を魅了する場所であっても不快な状況になれば、見方が変わることを教えてくれます。たとえハワイだったとしても。

Indie of the Year

2023年にリリースされたIndieソングの中から選び抜かれた3曲です。

Paramore – Liar

“Liar” はとても美しく洗練されており、Hayley Williamsがリリースした “Petals For Armor” の雰囲気を継承したかのようです。全ての音が心に落ち着きをもたらします。

Men I Trust – Ring of Past

Men I Trustの曲は一貫して温もりを感じ、どこか懐かしさを与えます。この曲の繊細なベースラインと包み込むようなシンセサイザーは依存性があります。

Faye Webster – But Not Kiss

全体的にロマンチックな曲ですが、途中に挟まれるピアノによって現実に引き戻されるような感覚に陥ります。まったく新しいラブソングをお楽しみください。

Nominated

同じアルバムから複数の曲が受賞するのは少し退屈に感じる一方、素晴らしい曲を紹介しないのは納得いきません。Nominatedでは、そんな葛藤の中にある曲を紹介します。

Paramore – You First

非常に前衛的でネガティブな歌詞です。トランジションがとても美しいため、暗くてうんざりする歌詞なのにも関わらず、私の耳がもう一回聴けと催促してきます。

Olivia Rodrigo – get him back!

コーラスはとてもユニークでキャッチーです。”drivers license” をリリースしたOlivia Rodrigoがこのような曲もつくることができるのは信じ難いことです。Taylor Swiftの雰囲気からは距離を置いたようですが、私はもっと彼女のファンになることにしました。

thanks for listening with me <3