「Euro Truck Simulator 2」のトラックドライバーの皆さん、こんにちは。比較的大型のアップデートである1.49の新要素について、ドライバーの皆さんに共有したいと思います。
HDRスカイボックスが月や雷雨を表現
まずは1.49で向上する視覚効果について。スカイボックスと呼ばれる、ゲーム内の空を構成する要素はHDR化されます。HDRはハイダイナミックレンジの略で、空の色がこれまでより豊かで鮮やかになります。
現実世界をドライブしていて、朝焼けや夕焼けの美しさに感銘を受けたことはありませんか。新しいETS2では、太陽が地平線を昇り降りする数分間がより現実に近くなります。
ETS2のドライバーは初めて月に遭遇する
「太陽があるのに月がない」
驚いたことに、存在して当たり前の「月」がETS2には存在していませんでした。SCSは多くのリクエストを受けて、ついに月を追加することにしたようです。
前述したスカイボックスのほんの一部を占領する月ですが、実装するにはそれなりに複雑な作業が必要でした。例えば、月の光を描写するにはレンダリングや計算が不可欠です。
また、ドライバーが空を見上げて直接「月」を見る場合以外にもゲームは用意しなくてはなりません。それは、水辺に反射する月光や濡れた道路に反射する月光、さらにはトラックのミラーに映る月の描写です。
雷雨はよりリアルに
これまでETS2には雷雨が存在していましたし、私もPAで朝起きたらいきなり雷雨が襲ってきたことが多々ありました。アップデート1.49では、雷雨になった場合に稲妻がハッキリと目に見えるようになります。
最初こそ稲妻を見ることができて嬉しい気持ちになりますが、 何度もみるとうんざりするはずです。雷雨が多すぎると感じた場合は「オプション>ゲームプレイ>降雨確率」からスライダーを左に調節してください。
祝開店:中古トラックディーラー
大きなニュースです。ETS2で中古トラックの販売が開始されます。また、それに伴って新しく3種類のダメージが計算されるようになり、ダメージ計算がより複雑になります。
中古トラックディーラーはメインメニューからすぐに訪れることができます。新車に比べてリーズナブルなトラックを購入することができますが、中古トラックにはある程度の走行距離や摩耗があることを忘れずに。
安いトラックに飛びつく前に、走行距離や摩耗の状態をよく確認してから購入しましょう。現実でもそうですが、初心者こそ故障とは無縁である新車の購入を推奨されることもあります。それは予算と相談して決めてください。
強化されたダメージ&修復システム
ベテランドライバーにとって重要なニュースが、強化されたダメージと修復システムです。以前はただ個々のパーツにパーセンテージでダメージが蓄積されていき、お金を払ってそれらを修復するだけでした。
アップデート1.49では、以下の3種類のダメージに分かれて蓄積されます。
- 損傷:以前と同様の修理で修復できる
- 部品の摩耗:消耗したため、交換する必要がある
- 永久摩耗:車両全体のトータルレストアでのみ修復可能
これらはトラックのどのパーツでも3種類のダメージが蓄積される可能性があります。例えば、タイヤは「部品の摩耗」のみ蓄積するのではなく、事故や路面状況による「損傷」も蓄積されることがあります。
いずれも修理工場に持っていくか、メニュー画面からダメージの状態を確認することができますし、よく分からない場合はサービスに修復する箇所と修復方法を一任することができます。予算に余裕がある場合はサービスにお任せしましょう。
古いトラックは新車で購入不可に
中古トラックディーラーの開店に伴い、年式の古いトラックを従来のディーラーから新車で購入することができなくなりました。「年式の古いトラック」に含まれるのは以下の車種です。
- DAF XF105
- Iveco Stralis
- Man TGX Euro 5
- Mercedes Actros
- Renault Magnum
- Renault Premium
- Scania R 2009
- Scania Streamline
- Volvo FH Classic
上記のトラックを新たに入手したい場合は、中古トラックディーラーから中古車として購入する必要があります。その場合、少なくとも損傷や摩耗があることを覚悟しましょう。新車同様の状態にするには多額の修理費が発生する可能性もあるため、特定の車種に思い入れがない限り得策とは言えません。
自動ヘッドライト&ハイビーム
設定のゲームプレイを開くと、新たな項目が追加されています。自動でヘッドライトが点灯するものと、自動でハイビームとロービームの切り替えが行われるオプションです。
自動ヘッドライト:日中はパーキングライト、夜になるとメインのヘッドライトが自動的に点灯します。ヘッドライトの存在を忘れたとき、一部の国で警察の熱い視線を受けずに済みます。
自動ハイビーム:夜間は基本的にハイビームを点灯します。ただし、対向車が来た場合は自動的にロービームに切り替わります。たとえ片側2車線のハイウェイであっても同様です。