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【完全版】一発合格した私が原付免許の取り方とメリットを解説

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こんにちは、ゲイル(@galenomad) です。

原付免許を取得するには、どんな対策をすれば良いの?実際に合格した人の事例が聞きたい。そもそも、原付免許を取るメリットはあるのかな。

今回は、このような悩みに答えます。

この記事が公開される数日前、筆者である私が実際に原付免許を取得してきました。これから原付免許の取得を考えている方の参考になれば幸いです。

 

合格した私が原付免許の取り方を解説

はじめに言っておくと「原付免許は最短1日で取得が可能」です。とはいえ、何も対策せずに挑むのはおすすめしません。私もいくつか対策をして原付免許に一発合格したので、以下に解説します。

原付免許を取得するまでの流れ

原付免許を取得するまでの順序は、あなたが住んでいる自治体によって若干異なりますが、内容は変わりません。詳しくは「(都道府県名)原付免許」で検索して詳細を確認しましょう。

  1. 予約をする(予約不要の自治体もある)
  2. 当日の朝、免許試験場に到着
  3. 午前中、学科試験を受ける
  4. 午後、原付講習を受ける
  5. 合格した場合、免許証を受け取る

自治体によっては学科試験が午後に行われ、午前中に原付講習がある場所もあります。無事に合格すれば1日で免許証を手に入れられるので、一発で合格したいところです。

ちょっと解説:原付講習は試験ではありません。合否判定はないので、リラックスして受けるようにしましょう。

原付免許取得にかかる費用

原付免許取得にかかる費用は全国で共通の「8,050円」です。私の場合は諸経費を含めて1万円弱かかりました。その内訳はこのようになっています。

試験受験料 1,500円
原付講習受講料 4,500円
免許証交付料 2,050円
証明写真 900円
住民票の写し 200円
昼食代(近くの店) 500円
合計 9,650円

上から3つの料金が必ずかかる費用です。証明写真と住民票の写しは原付免許の申請書類に必要なので、持っていない方は近所のコンビニで済ませましょう。

昼食はお弁当でもいいですが、せっかくですから免許試験場内の食堂や近くにある飲食店を訪れてみても面白いかもしれませんね。

学科試験の対策

原付免許を取得する上で一番重要なのが学科試験です。原付は自動二輪や普通自動車と違って技能試験はないので、学科試験が唯一の難関です。

学科試験はマークシート方式です。「50点満点中45点以上」だと合格となります。内訳は以下の通りです。

  • 文章問題(各1点):46問
  • イラスト問題(各2点):2問

合格率はあまり高くない

警視庁の運転免許統計によると、原付免許の合格率はおよそ50%〜60%の間を推移していることが分かります。「たかが原付の免許」と高を括らないようにしましょう。

ちなみに、私が試験を受けた日は10人が受験して、私を含めて4人が合格していました。

学習の方法

一般的には、下記のようなテキストや問題集を活用するのが学習の方法です。これを読み込んで問題を解くのが確実に合格するための方法です。

しかし私の場合はテキストを使わずに、ゲンチャレと呼ばれるサイトの模擬試験を繰り返し解いたことで一発で合格しました。だいたい2週間前から数日おきに解いた程度です。

ただし、私の方法は決しておすすめできるものではありません。46点というギリギリの合格でしたからね。真似する場合は自己責任でお願いしますよ!

 

原付講習の対策

原付講習は自転車に乗ったことがある方なら、何も問題はありません。自転車に乗ったことがない方は、まず自転車に乗って平衡感覚を養いましょう。

原付講習で使われるのはATのスクーターです。私の知る限りでは、原付講習がMTのバイクで行われたという話は聞いたことがありません。

ちょっと解説:ATとは「Automatic Transmission」のことで、クラッチ操作が要りません。つまり、スロットルをひねるだけで簡単に発進できます。

2つの注意すべき点

係員の説明をしっかり聞いていれば基本的に大丈夫なのですが、2つほど注意すべき点があります。それは以下の通りです。

  • 停止するときは左足を出すことを忘れずに
  • ヘルメットのあごひもは締めすぎない

私は自転車だと両足で地面に着くのが癖になっていて、原付講習では停止したときにバランスを失いかけました。なぜなら、原付講習では左足で車体を支えるように教わるからです。

両足で地面に着く場合は重心が真ん中でも安定していますが、左足のみで支える場合はやや左側に重心をずらす必要があります。そうしないと右側に倒れてしまいますからね。

また、ヘルメットのあごひもは締めすぎないようにしてください。安全のためにきつく締めるとはいえ、指が1〜2本入るようなクリアランスを設けていないと苦しいです。


原付免許を取得するメリット

ここからは「原付免許を取得するメリット」について、想定される反論も交えながら解説します。メリットを一覧にするとこんな感じです。

  • 日本で最強の身分証明書を最短1日で取得できる
  • 免許証交付までの費用が比較的安い
  • 教習所に通い詰める必要がない
  • 原付は自動車に比べて非常に経済的

良いところだけ紹介してもしょうがないので、これに対する反論を2つ紹介します。

反論1:自動車免許でも原付に乗れる

原付免許なんて、普通自動車免許を取ったら付いてくるから取る意味ない。取得にかかる費用がもったいないよ。

たしかに、すでに普通自動車免許を持っている方はこのように思うかもしれません。しかし、免許証を持っていない方からすれば、原付免許の費用は8,050円、最短1日で取得できることから、非常に魅力的です。

そして原付免許は初めて免許証を交付された人にとって、名前以上に大きなメリットがあります。それは「日本で最強の身分証明書を持てる」ということです。原付限定の免許証でも、普通自動車の免許証でも、同じ運転免許証であることには変わりありません。

いずれ普通自動車免許を取得するとはいえ、時間や経済的要因によってすぐには出来ない方もいます。しかしながら、日本で運転免許証を持っていないと何かと不便ですから、一時しのぎでも原付免許を取得する価値は十分にあると思います。

原付免許 vs 普通自動車免許

参考までに、両者の免許取得までを比較しました。

原付 普通自動車
費用 約1万円 約30万円
日数 1日 14日〜90日

反論2:経済的なのは良いが、交通の制約が多い

原付は他の車両に比べて制約が多すぎる!

原付は車両代から燃費、維持費まで非常に経済的な乗り物ですが、交通の面で様々な制約があります。以下は代表的な原付の制約です。

  • 30km/hの速度制限がある
  • 高速&自動車専用道路を走れない
  • 片側3車線以上は2段階右折
  • 複数人で乗れない

多くの制約がありますが、これらは「大金を払い、何日も教習所に通って乗ることができる自動車や自動二輪」と比べた結果、劣っているように見えるだけです。原付免許取得の手軽さを考慮すれば、この程度の制約は受け入れる器の大きさは持っておきたいものです。

制約が多い原付でも、ひとつだけ特権があります。それは「バス専用レーンを走れる(50cc以下)」ということです。朝に通勤される方にとっては朗報ではないでしょうか。

おわりに

ここまで、原付免許の取り方について解説しましたが、詳しくはお住まいの地方自治体を管轄する警察のHPにアクセスしてくださいね。例えば、福岡県なら福岡県警、東京都なら警視庁が管轄です。参考までにリンクを貼っておきます。

福岡県警察 原付講習の受講手続きについて

警視庁 原付免許試験

 

この記事を読んでいただき、ありがとうございます。あなたが無事に原付免許を取得できることを願っています。合格したら、家族や友人にドヤ顔で報告しましょう。

それでは、また。