5分で分かる、フィリピンの近代の歴史【なるべくわかりやすく】

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フィリピンは日本からそう遠くない位置にある国ですが、隣国でもないため、あまりよく知らないという方も多いと思います。

今回はそんな方のために、フィリピンの重要なことのみをできるだけ簡潔に紹介します

フィリピンの近代史

①19世紀末までスペインに支配される

フィリピンはスペインに300年以上支配されていました。

今も残るスペイン支配の影響

  • キリスト教のカトリック信者が国民の81%を占める
  • スペイン人との混血が進んでいる

スペインはキリスト教の中でも、カトリックと呼ばれる宗派が一般的です。そのため、スペインの支配下になったフィリピンでもカトリックが広まりました。

フィリピン人はマレー系という民族が中心です。

そこに、支配したスペイン人がやってきて、彼らがフィリピン人に子供を産ませました。

その結果、フィリピン人はスペイン人との混血が多いのです。

有名人だと、モデルの池田エライザさんはスペイン系フィリピン人と日本人のハーフです。

②その後、アメリカに支配される

1998年からフィリピンはアメリカに支配されます。

今も残るアメリカ支配の影響

  • 英語が公用語の一つになる
  • 選挙の実施や政党の組織
  • バナナの栽培

先程はスペインに支配されたと説明しました。そのときはスペイン語が国民に浸透しませんでした

しかし、アメリカに支配されると、英語がフィリピン人に広く浸透しました

フィリピンは元々タガログ語が話されていました。アメリカに支配されてからは、タガログ語に加えて、英語を第二ヶ国語として学ぶようになりました。

東南アジアでは、フィリピン人はシンガポール人に次ぐ二番目の英語力を持っています。

英会話講師にフィリピン人が多いのはそのためです。
また、フィリピンはアメリカにならって、民主主義のような仕組みを作りました。
そして、アメリカは、フィリピン人にバナナを大量に作らせて、安く買い取りました。日本でも安くバナナが食べられる理由は、アメリカの仕業なんですよ。

③独立するが・・・

1946年にどこの国の支配下にも置かれなくなり、独立しました。

独立後も表向きは民主主義でした。

しかし、一部の権力者が自分の利益になるような政策しか行いませんでした。

それによって、貧困層が増え、今もなお、格差が問題になっています。本来、貧困層に回るべきお金が、権力者によってコントロールされているためです。

フィリピン, スラム街, マニラ

これはフィリピンの首都、マニラのスラム街です。

同じマニラという都市でも、フィリピンの富裕層はタワーマンションで暮らしているのに対し、貧困層はご覧のようなスラム街で暮らしています。

衛生環境は最悪です。ごみの悪臭も酷いですが、彼らは慣れているので、なんとも思いません。彼らの多くは、ごみの山から売れるものを探して、生活費を得ています。

また、彼らは英語を話せません。なぜなら、学校に行くためのお金がなく、英語を学びたくても学ぶ機会がないからです。

フィリピン人が英語を話せるというのは、貧困層を抜きにした話なのです。

おわりに

いかがでしたか?

フィリピンでこんなにも格差が生まれてしまったのは、誰のせいなのでしょうか。

フィリピンは支配され続けてきた悲惨な歴史があるので、一概に誰がとは言えませんが、現状を変える必要があることには変わらないでしょう。

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