F1を普段からご覧になっている方は、マシンにあるスポンサーがどのような企業なのか気になりますよね。
今回はScuderia Ferrariのスポンサーに焦点を当ててご紹介します。
Scuderia Ferrariのスポンサー
Misson Winnow
出典:Ferrari.com
簡潔に言うと、たばこ会社であるフィリップスモリス社のプロジェクトです。
現在のF1ではたばこ広告を禁止していますが、Misson Winnowは、たばことは無関係のプロジェクトです。
しかし、2020シーズンをご覧いただいた方は分かると思いますが、シーズンを通して、FerrariにMisson Winnowの文字が見られることはほとんどありませんでした。
その背景には、ヨーロッパの厳しいたばこ広告規制があると考えられます。
メインスポンサーなのに、ほとんどマシンに表示されないなんて変ですね。
Shell
出典:Ferrari.com
日本でもガソリンスタンドなどで見かけることのある、石油化学工業の企業です。
Ferrariはレースで使う燃料とオイルをShell製のものにしています。
FerrariとShellは1996年から提携を開始しており、両者の信頼関係は強固になっています。
この会社はモータースポーツに精力的で、Shellの公式ホームページにも、同社のモータースポーツへの貢献度を紹介されています。
Ray-Ban
出典:Ferrari.com
イタリアのサングラス・メガネのメーカーです。
Ferrariのドライバーである、ルクレールはRay-Banのサングラスを愛用しています。
日本でも購入できますので、気になった方はぜひ。
RICHARD MILLE
出典:Ferrari.com
スイスの高級時計ブランドです。
F1チームのスポンサーには大抵、時計のスポンサーがいるので、Ferrariの場合はRICHARD MILLEだったということです。
この企業はモータースポーツでよく見かけます。F1以外に、Formula E、WEC、Super GTなど、世界的に有名なカテゴリーのマシンにあります。
Kaspersky
出典:Ferrari.com
ウイルス対策ソフトウェアをつくっているロシアの企業です。
日本語では「カスペルスキー」と言いますが、読み方に違和感を覚えるのは、ロシア語に影響を受けているからなのでしょうか。
余談ですが、アメリカではKaspersky製品の使用が禁止されています。しかし、アメリカGPではデカデカとスポンサーロゴがありました。マシンノーズとドライバーの肩に。
UPS
出典:Ferrari.com
UPSは”United Parcel Service”の略で、アメリカの貨物輸送企業です。
F1の輸送関連のスポンサーがライバル企業であるDHLですが、UPSも負けじとFerrariのスポンサーになっています。
日本国内だとあまり使う機会がないかもしれませんね。
WEICHAI
出典:Ferrari.com
ディーゼルエンジンをつくっている香港・中国の企業です。
2018年からは、ドイツのBOSCHと大型商用トラックのディーゼルエンジンを共同開発しています。
そのエンジンは熱効率が50%と画期的な数字で、技術力のある企業です。
Estrella Galicia O,O
出典:Ferrari.com
スペインのHijos de Rivera Breweryという企業が製造・販売を行っているラガービールです。
2020年シーズンまでMcLarenのスポンサーでしたから、お気づきかとは思いますが、サインツが持ち込んだスポンサーです。彼はスペイン出身ですので。
OMR
出典:Ferrari.com
”Officine Meccaniche Rezzatesi”の略で、自動車向けのコンポーネントを生産しているグループです。
イタリア、ブラジル、モロッコ、中国、インド、アメリカに生産工場を持っています。
MAHLE
出典:Ferrari.com
ドイツの自動車部品サプライヤーです。
特にエンジン部品に関しては、世界最大の規模を持ちます。
日本国内にもいくつか工場があります。