もしあなたが「Xbox Series S」を「PS5」に替わる購入候補として挙げているのであれば、この記事を参考にすることをおすすめします。
また、Xbox Series Sが抱える問題も取り上げます。その問題にも目を通した上で購入することを推奨します。私は問題を理解しつつ購入したため、後悔はありません。
それでは、Xbox Series Sの詳細について見ていきましょう。
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Xbox Series Sが優れている理由
- 本体価格が安く、入手が容易
- 魅力的なサブスクリプション
- コンパクトなつくり
上記がXbox Series Sが優れている主な理由です。主にPS5と比較した結果ですが、コンソール全体で見てもSeries Sは理想的と言えるかもしれません。
本体価格が安く、入手が容易
Xbox Series S | PlayStation 5 |
¥35,000 | ¥50,000 |
両者の価格を比較すると、2023年4月時点で約15,000円の価格差があります。ちなみにPS5はこれでも値下げしたほうで、上記の価格は2022年に発売された1200型のデジタルエディションのものです。
PS5の品薄を尻目に
Series SはPS5の供給不足とは裏腹に、日本市場では滅多に品薄になることはありません。量販店だと取り扱っていないこともありますが、ECサイトではPS5よりも安定して供給されています。
これは「多くの日本人がSeries Sに興味がない」または「Microsoft社が日本に安定した供給を出来ている」のどちらかです。PS5の争奪戦に参加するより賢い方法をとりませんか?
魅力的なサブスクリプション
Xboxのサブスクリプション「Xbox Game Pass Ultimate」は絶対に知っておくべきです。簡単に説明すると、100以上の人気ゲームをXboxとPCで遊び放題になるものです。
100以上のゲームがあるのは嬉しいけど、ほとんどは無名の駄作なんじゃないの?
上記のような懸念があるかもしれませんが、Xboxのサブスクリプションは厳選された人気タイトルが多くを占めていて、駄作が数字の埋め合わせをしているわけではありません。
それでは、2023年4月時点のプレイ可能タイトルを見てみましょう。全てを記載すると長くなるので、私が好きなゲームと人気タイトルをいくつかピックアップします。
プレイ可能なタイトルの例
- Assassin’s Creed Odyssey
- Battlefield V
- Cities: Skylines – Remastered
- F1 22
- Fallout 76
- Farming Simulator 22
- FIFA 22
- Forza Horizon 5
- Microsoft Flight Simulator
- Minecraft
お察しのように日本のゲームは少ないです。和製ゲームだと、外国人に人気な「龍が如くシリーズ」は充実していて、0から7までのストーリーを網羅できます。
上記のタイトルは私の好みの影響を受けていることを忘れないでください。あなたの好みのタイトルが収録されているか確認したい場合は公式サイトの「コレクション」をご覧ください。
「Game Pass」と「PS Plus」の比較
ここまで知ると「Xbox Game Pass Ultimate」が安いのか気になるでしょう。そこで、価格を含めた総合的な比較を以下に表にしてまとめました。ぜひ参考にしてください。
Xbox Game Pass Ultimate |
PS Plus Premium |
|
¥2,970(¥990/月) | 価格(3ヶ月) | ¥4,300(¥1,433/月) |
可 | マルチプレイヤー | 可 |
可 | 毎月の追加ゲーム | 可 |
Xbox, PC, タブレット スマホ, Samsung TV |
クラウドゲーム対応 | PC, PS4, PS5 |
PSより少なめ△ | 会員割引 | PS Storeで恩恵◎ |
EA Play, Riot Games | 付帯の会員 | Ubisoft+ Classics |
可 | クラウド保存 | 可 |
不可 | シェアプレイ | 可 |
上記の価格差ですが、各サブスクリプションのグレードや期間によって変動することに注意してください。結局のところ、やりたいゲームがどちらにあるかによって価値は変わります。
基本的にXboxのゲームはPSと比べて割高です。そのため「ゲームは購入せず、Ultimate会員になり、豊富なゲームライブラリから選んで遊ぶ」というやり方が理にかなっています。
例えば「FH5 プレミアムエディション」は定価で11,879円ですが、Ultimate会員を1年続けた場合は11,880円とほぼ同じ金額になります。どちらが良いかは明白ですね。
コンパクトなつくり
軽視されがちな点ですが、本体のサイズは重要です。Series Sは性能を考えると非常にコンパクトなサイズです。TVボードにも問題なく置ける大きさです。
PS5の芸術的なデザインは好きですが、TVボードに置くにはあまりにも大きすぎます。
サイズ比較
- Xbox Series S:27.5×15.1×6.5 [cm]
- PS5(デジタル):39×26×9.2 [cm]
PS5より劣るが、妥協できる点
- コンソールの性能
- 本体ストレージの少なさ
- コントローラーは電池式
ここからは、上記のようなSeries Sの欠点について解説します。どれも大きな欠点に見えますが、実際に購入してプレイすると全く気にならないというのが私の感想です。
コンソールの性能
本当なら価格帯を考慮してPS5とXbox Series Xの性能が比較されるべきなので、Series SがPS5より性能が劣るのは当たり前のことです。
とはいえ一応、2つのコンソールの性能差について以下の表で確認してしましょう。
Xbox Series S | PS5 デジタル | |
8x Cores, 3.8 GHz Zen 2 CPU |
CPU | 8x Cores, 3.8 GHz Zen 2 CPU |
4 TFLOPS, 20 CUs 1.55 GHz RDNA 2 |
GPU | 10.28 TFLOPs, 36CUs 2.23GHz |
10GB GDDR6 | メモリ | 16GB GDDR6/ 256-bit |
224GB/s | メモリバンド幅 | 448GB/s |
512GB NVME SSD | 内部ストレージ | 825GB SSD |
1440p, 120 FPS | 最大出力 | 4K 60 FPS, 120 FPS |
PS5は4K(60fps)に対応していますが、Series Sは上限1440pです。55インチのTVでプレイしましたが、私には1440pで十分だということが分かりました。
もし上記のスペックを見て不安を覚えるという方は「Xbox Series X」を購入することをおすすめします。PS5に引けを取らないスペックでPS5にはないゲームをプレイできます。
本体ストレージの少なさ
残念なことに、Series Sは内部ストレージが512GBしかありません。PS5では外付けSSDを取り付けることで安く簡単に解決できますが、Series Sの場合はもっと複雑です。
まず、Series Sのストレージを拡張するには2つの方法があります。
- 専用の「ストレージ拡張カード」を購入する
- USB接続の外付けSSD/HDDを使用する
ストレージ拡張カード
Series Sには専用のストレージ拡張カードをセットすることができます。これを使用すればHDDの拡張カードでも高速なロードやデータ移行が期待できます。
ネックなのは価格です。1TBの拡張カードで35,000円以上します。本体価格に迫る勢いで、安くゲームをプレイするためにSeries Sを購入したい人にとっては本末転倒です。
「どうしてもストレージが足りない。やりたいゲームが多くて、どれも大容量」という場合にのみ購入を検討すると良いでしょう。焦って買う必要はありません。
外付けSSD/HDD
ストレージ拡張カードが高いなら、USB接続タイプの外付けSSDやHDDを使おうかな。
私も上記のことを考えましたが、外付けSSD/HDDには制限があることに注意するべきです。Series Sに外付けSSD/HDDを使用した場合に起こることは以下の通りです。
- 外付けSSD/HDDに全てのゲームを保存できる
- プレイできるのは一部の古いゲームのみ(Xbox One, 360など)
- Series X/Sのゲームをプレイするには内部ストレージに移行が必要
基本的に人気のタイトルは「Optimized for Xbox Series X|S」です。つまり、プレイするには内部ストレージに移行する必要があります。外付けSSD/HDDは一時的な保管場所としてのみ使うことが出来ます。
私の運用方法
もし2つの方法が気に入らない場合、私の運用方法を真似してみるのはどうでしょうか。
私は同じ時期に3つほどのゲームだけを内部ストレージにインストールします。3つであればゲームによりますが300GB程度に抑えられます。それらを交互にプレイします。
ゲームに飽きてきたら、状況に応じてゲームをアンインストールし、また別のゲームをインストールします。このローテーションなら内部ストレージのみでもストレスを抱えることはありません。
コントローラーは電池式
私は「時代遅れな電池式のコントローラー」に戸惑いを隠せませんでした。電池式である理由はコストの削減です。リチウムバッテリーを組み込むより安価に作れるからです。
ところが、電池式のコントローラーにもメリットがあります。コントローラーの充電が切れたあと、すぐに替えの電池を用意してプレイを再開できる点です。
充電式電池の活用
エネループのような充電式電池を使用することで、頻繁になくなる電池の購入を惜しむことなくプレイできます。Series Sのコントローラーは単3形であることをお忘れなく。
オプションのバッテリーもある
電池を毎回交換するのが面倒と感じる方は、Microsoft公式の充電式バッテリーを確認してください。ご自宅に充電式電池がない場合は、こちらの選択肢も有力です。
購入の基準は、やりたいゲーム
ここまで様々なことを紹介しましたが、結局のところ「Xbox Series S」と「PS5」のどちらを買うべきかは、あなたのやりたいゲームによります。
私はシミュレーションゲームが好きで、XboxはPlayStationよりも恵まれたプラットフォームであるためにSeries Sを購入しました。憧れだったMSFS(飛行機シム)やForza Horizonシリーズをプレイできて満足しています。
購入後に満足感を与えるものとして「Xbox Game Pass Ultimate」の存在は大きいです。詳しくは、この記事の前半にある「魅力的なサブスクリプション」をご覧ください。