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白人の青い目はどうなっている?「世界の目の色」について知ろう

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日本人やその他アジア人にとって、黒色や茶色以外の目を持つ人は珍しいものです。特に青い目は日常生活ではまず見かけることがなく、密かに憧れを持っている方も多いでしょう。

基本的に、そのような目は白人(コーカソイド)に多く見られます。では、世界にはどのように分布しているのか、見ていきましょう。

世界の目の色

まず、前提として読者の皆さんに伝えておきたいことがあります。

それは、目の色は世界中みんな同じであるということです。こんなことをいうと、下のような疑問を持つ人もいるでしょう。

青とか緑とかの目を持つ人がいるはずだけどな??

確かに見た目上は様々な目の色が世界中にあります。しかし、目の色はメラニン色素の量によって決まるので、色は同じなのです。

目に当たる光に含まれる色の中で、反射しなかった色がその人の目の色になります。

例えば青色の目を持つ人だと、光が目にあたったときに、青色だけ反射しなかったから青色の目に見えるのです。

目の色の分布

カラフルな目を持つ人々は、白人(コーカソイド)がいる国に集中しています。中でも、北欧やロシアには明るい目の人が比較的多いです。

これは、日照量が少ない地域であることが理由です。日照量が少ないと、メラニン色素の量も少なくなり、明るい色になります。

反対に、日照量が多いアフリカでは、ほとんどが黒か茶色の目をしています。日本人も黒か茶色ですが、たまに明るい茶色の目を持つ人もいますね。しかし、アフリカではアルビノなど病気でない限り、滅多に明るい色の目を持つ人は生まれません。

では、「赤道近くの南米はどうか?」となりますが、意外なことに、少し明るい目を持つ人がいます。これはなぜかというと、白人との混血であるメスティーソと呼ばれる人々がいるからです。

 

日照量とメラニンの関係は遺伝的なもの

先程、日照量が少ないとメラニン色素も少なくなると言いました。しかしそれは遺伝的なものなのです。

肌の色は日に当たることで簡単に変化しますが、目の色は先祖代々受け継いできた遺伝によって決まります。そうじゃないと、北海道に住む人の目が青くないのはおかしいですよね。

目の色は何百年もかけてやっと変わると言っても良いでしょう。環境に適応した遺伝子が何代にも引き継がれ、変化していくのです。もちろん、混血などがあれば、あっという間に目の色は変わります。

目の色を変える方法はあるのか

現時点で一番手っ取り早い方法は、カラコンをいれることですが、それは根本的に色を変えたことにはなりません。

また、レーザー照射によって目の色を変える方法が北米にあるようですが、まだリスクが大きいので、様子を見たほうが良いでしょう。

 

そもそも、目の色が同じ人でも違う理由は、それぞれの環境に適応しているためです。白人がよくサングラスをしているのは、日光に弱いからです。

憧れる気持ちもわかりますが、「いまあなたが持っている目の色に誇りを持つこと」も大事であると、私から言っておきます。