F1を見ていると、Wシリーズという言葉を耳にしたことはありませんか?
今回は、Wシリーズに関することを説明する記事になっています。
ご覧になっている方がWシリーズに興味を持ってくだされば幸いです。
Wシリーズとは
Wシリーズは、自動車競技のカテゴリーの一部で、F1のサポートレースです。
このシリーズの最大の特徴は、ドライバーを女性に限定しているという点です。
名前の由来
Wシリーズの「W」は「Women」の頭文字に由来しています。
女性のレースカテゴリーを確立する上で、分かりやすい名前になったのですね。
設立の目的
Wシリーズが生まれた目的は、以下の通りです。
- Wシリーズで注目を集める女性が増える
- 若い女性がモータースポーツに興味を持つ
- 彼らがカートをはじめる
- 女性のモータースポーツを活性化させる
また、Wシリーズはこのような考えを持っています。
If you can see it, you can be it.
あなたがそれを見ることができるなら、あなたはそれになることができる。
つまり、「Wシリーズを見て憧れた女性は、彼らのように活躍できる」という考えです。
ゆくゆくはF1へ
もちろんWシリーズの目標はWシリーズで活躍する女性を増やすだけにとどまりません。
世界中の女性がF1を含めて、モータースポーツのトップレベルでレースしているのを見たいという目標があります。
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これまで、F1の女性ドライバーは5人しかおらず、最後に参戦したのは1976年にまで遡ります。
マシン
Wシリーズのマシンは、F3のシャシーをベースにしたワンメイクになっています。
シャシー | タトゥース T-318(FIA F3) |
エンジン | アルファロメオ tuned by アウトテクニカ・モートリ |
エンジンスペック | 4サイクルターボ 270馬力(1,750cc) |
ギアボックス | Sadev SL-R 82 6速ギア(パドルシフト) |
電子制御 | アウトテクニカ・モートリ |
ブレーキ | ブレンボ |
ホイール | F: 10″ × 13″ R: 12″ × 13″ |
タイヤに関しては、F1に供給されているピレリではなく、ハンコックのワンメイクです。
シャシーはF3と同じようなものですが、エンジンスペックはWシリーズの方が低くなっています。
ドライバー・チーム
ドライバーとチームに関しては、公式サイトをご覧ください。
レーススケジュール
2021年は全8戦で行われます。
ヨーロッパとアメリカ大陸で、残念ながら日本ラウンドはありません。
- レッドブルリンク(6月25ー26)
- レッドブルリンク(7月2ー3)
- シルバーストン(7月16ー17)
- ハンガロリンク(7月30ー31)
- スパ・フランコルシャン(8月27ー28)
- ザントフォールト(9月3ー4)
- COTA(10月22ー23)
- エルマノス・ロドリゲス(10月29ー30)
Wシリーズの視聴方法
日本では以下のサービスでWシリーズを視聴することができます。
プラクティス | YouTube |
予選 | |
レース | DAZN |
プラクティスと予選は無料で観ることができますが、レースはDAZNの契約をしている必要があります。
レースハイライトに関してはYouTubeで観ることができます。
どんなレースなのか理解するには良い方法ですよ。