Twitterをはじめ、YouTube、Facebookなど、インターネット上で顔出しをすることに抵抗を感じない外国人は多いですし、彼らは実名でアカウントを登録しています。
不思議に思いませんか?
顔も実名も公開すれば、犯罪に巻き込まれる確率は高くなります。
しかし、そう思うのは日本人を始めとする、東アジアの一部の国に限られたことなのです。
なぜ外国人はネットで顔出しをするのか
①自己主張を求められるから
多くの先進国では、基本的に自己主張が上手くできないと、社会に適応できません。
彼らにとって、インターネットに顔を晒すことや実名を晒すことは、文化として確立しているので、それが不利益だとは思いません。当たり前のことなのです。
ただし、イスラム圏の国々の中には、顔を晒すのが好ましくないとされている国があるので例外です。
②ネット上でも自分の意見に責任を持つから
自己主張に関連して、外国人はネット上の意見にも責任をもつ傾向があります。
そうでなければ、顔や実名を晒したりはしないはずです。
実際、匿名ではない外国人のやりとりを見ていると、お互いに自分の意見を明確に持っており、真剣に話し合っているのです。
中には、匿名の外国人のアカウントも存在しますが、議論の際に不利に働きます。
なぜなら、外国人の間で、顔と実名を公開していないアカウントは信頼性が低いとみなされるからです。
日本人に匿名文化がある理由
考えられるのは、日本でインターネットが普及してまもなく、匿名掲示板が流行ったことです。
また、TwitterやInstagramが流行る前にmixiというサービスが流行っており、それも匿名利用が可能でした。
それらの匿名サービスが流行った影響で日本に「ネット上では匿名で活動する」という文化が根付いたのです。
もし、日本でインターネットが普及して間もない頃から、顔や名前を公開しないと利用できないサービスが浸透していたとすれば、今の日本人ネットユーザーはそこまで匿名の人々は増えていなかったでしょう。
私の感想
日本から匿名文化がなくなれば、インターネット上の誹謗中傷が減るかもしれません。
しかし、今は匿名文化が根付いている以上、簡単には国民は顔や名前を晒したがらないと思います。
これは政府だけでは決められない重要なことなので、国全体で議論を深める必要がありますね。
茶番
そう言う筆者も顔晒してないじゃないか!
ごもっともです・・・。私も顔を晒すのは嫌ですし、他人に強要もしません。
ただ嫌だと思うのは、日本の風潮のせいで、結局は周りに合わせているだけなんですよね。
匿名文化の本質は、帰属意識によるものなのかもしれません。