SCPについて興味を持ち始めた人がはじめに理解すべきことは、オブジェクトクラスについてです。
今回は、オブジェクトクラスについて初心者の方向けに解説します。
その前に、SCPについてよくわかっていない方は、以下の記事をご覧になってから見にきてくださいね。
SCPのオブジェクトクラスについて
SCPにはオブジェクトクラスというものが割り当てられます。
基本的なクラスは以下の3つです。
SAFE(セーフ) | EUCLID(ユークリッド) | KETER(ケテル) |
安全 | ⇔ | 危険 |
右に行くにつれ、危険なSCPが割り当てられるクラスになります。
KETERに関しては、人類や地球上の生命体が滅亡するほどの危険なクラスです。
それでは、それぞれのクラスの基準について見ていきましょう。
SAFE
以下は、一部SCP財団HPの文章から引用しています。
Safeクラスのオブジェクトは容易かつ安全に収容できるアノマリーです。これはしばしば財団がこれまでにそのオブジェクトを十分によく研究しているため収容にそれほど多くの資源を必要としないという事実か、そのオブジェクトが動作するにあたって具体的かつ意識的な活性化または誘因を必要とするという事実によります。「Safe」と分類されてはいるものの、これはそのオブジェクトを取り扱ったり動作させたりした際に危険がないということを意味するわけではありません。
SAFEは財団が自信を持って収容できるオブジェクトクラスです。
しかし、SAFEだからといって、世界が滅亡するリスクが無いとは限りません。なぜなら、SAFEクラスのSCPは人間が故意に活性化させない限り安全なだけであって、正しくない行動をしたら世界滅亡も有り得ます。
EUCLID
Euclidクラスのオブジェクトは完全に収容するのにより多くの資源を必要とするアノマリーや、その収容が必ずしも信頼できるものではないアノマリーです。通常これはそのオブジェクトの性質が十分に解明されていないか本質的に予測不可能であることによります。Euclidは最も大きな適用範囲を持つオブジェクトクラスであり、他の標準のオブジェクトクラスのいずれにも分類しがたいオブジェクトは通常このクラスに分類されます。
特に自律性、自我、知性を持つオブジェクトは、それ自身が思考または活動することにより本質的に予測不可能であるため、通常はEuclidに分類されます。
EUCLIDは、財団が完全に理解していないSCPに割り当てられます。「自律性、自我、知性を持つ」とありますが、これらの要素は不確定要素が多いので、EUCLIDに指定されます。
このクラスは対象のSCPについてよくわかっていない分、格上げや格下げが多いです。そのため、能あるSCPは爪を隠している可能性があり、要注意です。
KETER
Keterクラスのオブジェクトは継続的にまたは確実に収容することが極めて困難であり、しばしば収容プロトコルが大規模で複雑なものになるアノマリーです。財団はこれらのオブジェクトに対する確固たる理解を得ていないか、これらのオブジェクトを適切に収容または対抗する技術に欠けているため、これらのオブジェクトを上手く収容できないことがしばしばあります。「Keter」に分類されていることはそのオブジェクトが危険であるということを意味するわけではなく、単に収容するのが非常に困難または費用がかかるということを意味します。
KETERクラスのSCPもEUCLIDと同様、財団は対象のSCPについて完全に理解していません。
このクラスの特徴としては、SCP自身が何かしらのアクションを起こすことができるということです。つまり、人間の介入なしにSCPが勝手に行動します。
そのため、このクラスの収容は非常に困難です。
一番たちが悪いのは、人間の心を操るSCPです。SCP財団の主軸となるのは人間ですので、彼らがSCPの影響を受けてしまえば、一巻の終わりです。