欧州のフットボールや、F1を見ていて、やけに中東の航空会社の広告を見かけると思いませんか?
代表的なのが、ETIHAD・QATAR・Emiratesの3社です。これらは全て、中東の航空会社です。
なぜこの3社が広告でよく目にするのか、今回はそのような疑問に答えます。
なぜ中東の航空会社の広告をよく見かけるのか
広告を見かける理由は簡単です。中東の航空会社が金を持っているからです。
それでは記事として成り立たないので、「なぜ中東の航空会社が金を持っているのか」について着目してみましょう。
それには、大きく2つの理由が考えられます。
理由①:オイルマネー
ご存知の通り、中東は石油資源が豊富にあるので、それで儲けることができます。
また、飛行機の燃料はまさに石油から作られているので、自国の航空会社には飛行機の燃料を安く売るなんてこともやっているでしょうね。
✔サービスの向上
その結果、航空会社としての質は高くなりました。資金に余裕があると、最新機材を導入したり、高級なラウンジを提供することができ、特にお金持ちに支持されるようになりました。
理由②:世界の中心
中東は世界の中心と言えます。中東から直行便がないのはオーストラリアくらいですからね。
中東は、ヨーロッパ、アメリカ大陸、アフリカ、アジアを結ぶ重要な拠点となります。となれば、必然的に中東の航空会社は儲かります。
✔治安が良い
先程ご紹介した3社のうち、ETIHADとEmiratesはアラブ首長国連邦、QATARはカタールと、中東の中でも比較的治安が良い国となっています。
世界から見たときに、戦争とは無縁で安心なイメージがあるのも、この3社が儲かっている要因と言えるでしょう。
中東の航空会社のスポンサー例
ここでは、中東の航空会社がスポンサーになっているスポーツの例を紹介します。
ETIHAD航空
✔F1アブダビグランプリ
F1の最終戦となるアブダビは、ETIHAD航空の本拠地です。
メインストレートやその他の看板のいたる所にETIHADの文字が掲げられています。
✔マンチェスター・シティ
2009年からマンチェスター・シティのスポンサーになっています。
水色のユニフォームにETIHADの文字は、すっかりお馴染みのものになりましたね。
QATAR航空
✔FIFA
QATAR航空は、FIFAのオフィシャルパートナーおよびオフィシャルエアラインです。
また、2022年にはカタールワールドカップが控えていますが、もちろんスポンサーです。
✔FC 東京
2021年に、日本のJリーグチーム、FC東京はQATAR航空とのスポンサー契約を発表しました。
Emirates航空
✔F1
Emirates航空はF1のグローバルパートナーです。
世界中のF1サーキットで、”Emirates FLY BETTER” (ワンランク上を、飛び続ける)という看板をみることができると思います。
✔多数のフットボールチーム
Emirates航空が関わるフットボールチームの数は常軌を逸しています。
以下は、Emirates航空がスポンサーのフットボールチーム一覧です。
- ACミラン(セリエA)
- アーセナルFC(プレミアリーグ)
- オリンピアコスFC(CSL)
- オリンピック・リヨン(リーグ・アン)
- レアル・マドリード(ラ・リーガ)
- SLベンフィカ(プリメイラ・リーガ)
たくさんありすぎて、フットボールチームをよく知らない人からしたら混同しそうですね。
今回は私がよく知っているフットボールとF1のスポンサーに絞ってご紹介しましたが、他にもたくさんのスポーツに中東の航空会社は関わっています。
気になる方は以下の公式サイトをチェックしてみてください。