日本とカナダが遠いのは間違いないのですが、あなたが思っているほど遠くないかもしれません。
なぜなら、私たちはメルカトル図法の世界地図に慣れすぎているためです。
あの地図は、距離や面積が正しくないことは有名な話ですよね。
今回は、「カナダって意外に近い」と思うような、興味深いデータをご紹介します。
意外に近い、日本とカナダの距離
ホワイトホース
カナダの北西に位置するホワイトホースと東京の距離を比べてみましょう。
飛行機の航路を想定して、約6,300kmとなりました。
メルカトル図法だと遠くにあったアメリカ大陸でも、Google Earthだと近く見える。
このような気持ちになる方も多いでしょう。
さて、約6,300kmという距離がどのくらいなのかピンとこないと思うので、他の都市と比較しました。
ホノルル(アメリカ)
ハワイ州にあるホノルルは、約6,200km離れているという結果に。
なんと、ハワイへ行く距離に100km追加するだけでカナダへ行けてしまいます。
多くの人は「ハワイは太平洋の真ん中にある」という認識だと思いますが、意外に遠いんですね。
ムンバイ(インド)
インド第2の都市であるムンバイは、約6,700kmという距離でした。
イメージではインドのほうが近いと思いますが、都市によってはカナダが近くなることもあります。
インドが近く感じる理由
インドが近く感じる理由として、隣国の中国から陸続きであることが挙げられます。
しかし、ご存知のように中国は面積がとても広いですし、インドも同様です。
つまり、日本の隣国の隣国という認識のせいで近く感じるんですね。
ブリスベン(オーストラリア)
2032年に五輪が開催されるオーストラリアのブリスベンは約7,100kmでした。
オーストラリアは日本と同経度にある近い国かと思いきや、意外と南北に遠いです。
約7,100kmという距離は、中東に十分届く距離です。もう少しでヨーロッパにも行けます。
おわりに
日本を中心とする周りの都市と距離を比べてみると、意外にカナダは遠くありません。
ちなみに、ホワイトホースという都市は人口2万人程度の小さな都市です。
なぜもっと有名な都市にしないのか?
それは、カナダの有名な都市はアメリカとの国境付近に位置しているからです。
それだと、この記事の趣旨に合わないので、苦肉の策です。笑
実用はさておき、「地理的に見ればカナダと日本は意外と近い」という認識を持ってくだされば幸いです。