こんにちは、Gale(@galenomad)です。
海外のキーボードのレイアウトはどうなっているんだろう。使う方法も知りたいな。
今回は、このような疑問に答えます。
日本語(JIS)とUSキーボードは有名ですが、他にも種類があるのか気になる方が多いと思ったので、まとめました。
この記事の内容
- 海外のキーボードのレイアウトについて解説
- 海外のキーボードを使う方法は?
海外のキーボードのレイアウトについて解説
日本には日本語キーボードがあるように、世界にはたくさんのキーボードがあります。
しかし、2つのパターンに分けることが可能です。
単に「QWERTY配列」か、それ以外かのパターンです。
世界のキーボードはQWERTY配列が主流
大前提として、世界では「母国語 + 英語」のキー配列が多いです。
これは、日本語キーボードも含まれます。
日本語キーボードはQWERTY配列
日本語キーボードを例にしてみましょう。
日本語を打つには、2つの方法があることをご存知ですよね。
- ローマ字入力でQWERTY配列を使う
- かな入力を使う
このように、ローマ字を使わない国では「その国の文字」と「QWERTY配列のアルファベット」が混在している場合が多いです。
QWERTY配列ではない国
QWERTY配列ではない国には、ある共通点があります。それがこちら。
- フランス語圏(AZERTY配列)
- ドイツ語圏(QWERTZ配列)
意外にも、スペイン語圏やイタリアではQWERTY配列なんです。
2つの見慣れない配列について、詳しく見てみましょう。
AZERTY配列
フランス語圏で主に使われるAZERTY配列です。
QWERTY配列と違う点は以下の通り。
- 「Q」と「A」が入れかわる
- 「W」と「Z」が入れかわる
- アクセント記号付き文字の追加
AZERTY配列は「人間工学的に正しくない」と言われています。それでも普及してしまったので、変わることはないでしょう。
一部の変人は「BEPO配列」と呼ばれる、フランス語入力に最適化されたキーボードを使っています。ただし、これはフランス語圏で一般的ではないことは確かです。
QWERTZ配列
ドイツ語圏で主に使われるQWERTZ配列です。
QWERTY配列と違う点は以下の通り。
- 「Y」と「Z」が入れかわる
- ウムラウト付き文字の追加
- エス・ツェットの追加
「Y」よりも「Z」が中心に来たのは、「Z」の方がドイツ語で使用頻度が高いからです。
「Y」から始まるドイツ語は非常に少ないです。なぜなら、ドイツ語で「Y」の発音は「J」と表すからです。
QWERTY配列だが、特殊な国
ここからは、QWERTY配列であるものの、特殊なキーボードを使っている国を紹介します。
ロシア
冒頭で紹介した「母国語 + 英語」のパターンですね。ロシア語の場合ちょっと特殊でして、キリル文字とローマ字が対応する場合があるんです。
そのため、ロシア語入力には2つのレイアウトがあります。それがこちら。
- JCUKEN配列(ロシア語圏で一般的)
- 表音配列(極力キリル文字とローマ字を対応)
JCUKEN配列は、上の画像の配列です。ロシア人にとってはこちらが一般的ですね。
一方で、表音配列はQWERTY配列の音にできるだけ寄せています。外国人やQWERTY配列を使う人にとって、優しい配列になっています。
私もロシア語を学習しているんですが、表音配列にしています。
中国
中国語は地域によってキーボードの打ち方が全く異なります。全て説明しようとすると長くなるので、ここでは簡潔にしますね。
まず、中国語には繁体字と簡体字があります。繁体字は香港・マカオ・台湾など、簡体字はそれ以外の広い地域で使われています。表で確認してみましょう。
繁体字 | 簡体字 | |
使用地域 | 局地的な地域 香港・マカオ・台湾など |
中国全土と一部 マレーシア・シンガポール |
打ち方 | 倉頡・注音など様々 | ピンインが主流 |
配列 | どちらもQWERTY |
QWERTY配列のローマ字が基本で、地域によって漢字に変換するための記号が追加されています。
中国語は多くの漢字があるので、発音や部首を入力して変換する必要があります。このあたりは日本語の打ち方と似ていますね。
「中国語の全容をもっと詳しく知りたい」という方は、下記の本を読むのがおすすめです。
トルコ
トルコ語はほとんどローマ字と変わりません。しかし、極まれにQWERTYではない配列を見ることがあります。
- Qキーボード(QWERTY配列にかなり近い)
- Fキーボード(トルコ語入力に特化)
ほとんどのトルコのキーボードはQキーボードです。割合で言うなら、99%です。
一方でFキーボードを使う人はどんな人でしょうか?
実は、政府関係者や記者など、ごく一部の人に限られています。
Fキーボードのメリットとして、タイピングが超高速になります。それでもQキーボードが一般的なのは、大量に輸入されたからです。
海外のキーボードを使う方法は?
「海外のキーボードを見ていたら、使ってみたくなった」という方向けに、海外のキーボードを使う方法を以下にご紹介します。
- Amazonで購入する
- iPhoneでキーボードを追加する
- Androidでキーボードを追加する
- Macでキーボードを追加する
- Windowsでキーボードを追加する
それぞれ順に説明していきます。
Amazonで購入する
ハードのキーボードを使いたい場合は、Amazonなどの通販で購入できます。
専用キーボード
文字通り、その言語専用のキーボードです。
日本のAmazonだと、Logitechのものが信頼できそうですね。
ステッカー
流石に専用のキーボードは買えないな・・・。
と思う方には、既存のキーボードに貼るステッカーがおすすめです。
他にもたくさんの言語があるので、気になる方はチェックしてみてください。
各種デバイスのキーボード追加方法
最後に、各種デバイスでキーボードを追加する方法を紹介します。
お持ちのデバイスと照らし合わせてみてくださいね。
iPhoneでキーボードを追加する
- 設定アプリを起動
- 「一般」から「キーボード」へ
- また「キーボード」をタップ
- 「新しいキーボードを追加…」をタップ
- 好みの言語を追加する
Androidでキーボードを追加する
- 設定アプリを起動
- 「システム」から「言語と入力」へ
- 「画面キーボード」から「Gboard」へ
- 「キーボードを追加」をタップ
- 好みの言語を追加する
もしGboardがインストールされていない場合は、下記のリンクからできます。
Macでキーボードを追加する
- システム環境設定を開く
- 「キーボード」に進む
- 「 +(プラスマーク)」をクリック
- 好みの言語を追加する
Windowsでキーボードを追加する
- 設定を開く
- 「時刻と言語」に進む
- 「言語の追加」をクリック
- 好みの言語を追加する
今回は、世界のキーボードのレイアウト事情についてまとめました。
もし「世界の言語に興味がある」という方は、ぜひキーボードに触れてみてください。キーボードに触れることで、その言語の文字を覚えられるメリットもあります。
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それでは、また。