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日本人が白人に憧れを持っている理由

ASIA

日本人の多くが、白人に対して憧れを持っているように見えます。その証拠に、テレビやあらゆる広告を見ていると、白人や白人のハーフのモデルをよく見かけます。実際の日本人のほとんどは東アジア人であるにも関わらず。

なぜ、私たちは白人に対して憧れを持つようになったのでしょうか?

日本人が白人に憧れを持っている理由

結論として、白人に憧れを持つきっかけは「白人たちの国が国力を持っていて、白人が優れた人種だと認識したこと」です。

そこから次第に白人の文化を取り入れて、彼らに憧れるようになったのです。詳しくは明治時代までさかのぼります。時代を追って見ていきましょう。

鎖国からの反動

幕末に黒船がやってきて、ペリーは日本を開国させました。

江戸時代も一部のヨーロッパの国と貿易をしていましたが、開国をしてアメリカと交流をはじめたときの方が遥かに活発です。

明治政府は欧米を見習って国をつくっていくと決めたので、西洋の文化が一気に日本に広まりました。欧米を見習う理由は、欧米で産業革命が起こっていたからです。

この頃から、欧米人(白人)が優れた人種だと認識していたかもしれません。

鎖国時代は他国との関わりが少なかった分、開国したら積極的に他国の文化を取り入れることになったのです。

戦後も西洋文化は慕われていく

アメリカとの激しい戦争を終えた第二次世界大戦終戦後も西洋文化は日本からなくなることはありませんでした。

それどころか、白人モデルがメディアで起用されるようになり、多くの日本人にとって白人が憎たらしい存在にはならなかったのです。もちろん、戦後まもなくは憎んでいた人々が多かったかもしれませんが、その恨みが子孫まで継承されているケースは稀なはずです。

しかし世界には、世代を越えて他国からの支配が起きたことを恨む民族もいます。参考までに関連のニュースを貼っておきますが、これに関して善悪の判断をつける意図はありません。

 

2010年代の白人信仰

2010年代はとにかく、白人や白人のハーフがメディアに露出する機会が多かったですね。

白人がスポーツをやっている姿は迫力あってカッコいい!

白人のモデル、目鼻立ちがはっきりしていて美しい!

などと、様々なメディアでもてはやされているのは、今でも変わりませんね。

フットボールであれば欧州が有名ですし、野球であればアメリカのメジャーリーグがあります。スポーツの晴れ舞台は主に白人と黒人で構成されています。

また、モデルになるような人は、白人そのものが主流という認識をされていました。現在は様々な人種がランウェイを歩いていますね。

日本人の問題点

白人に憧れるあまり、日本人であることの誇りが失われているという問題点があります。

最近では韓国文化のブームによって白人への憧れは若干薄れていますが、そのブームもいつ終わるかわかりません。

私たちは日本人であるとともに、アジア人でもあります。最近はアジア系へのヘイトが増え、劣等感を感じてしまうかもしれません。

 

しかし、アジア人も白人と同じ立場の人間です。

全ての白人がアジア人を嫌っているわけでは決してありませんし、アジア人に対して友好的に接してくれる白人はもちろんいます。

私たち一人ひとりが自信を持つことで、黒人を含め、全ての人種が本当の意味で共存できる世界がやってくるはずです。

どうか、あなたが白人でないことで劣等感を感じ、自信をなくさないでください。