英語力を鍛える方法というのは、有料・無料問わず、世の中にいくつもあるのです。
いくつもの方法にはそれぞれに「向き不向き」があります。この記事では、読者の方に合った英語力の鍛え方を提示しますので、よければ参考にしてくださいね。
あなたの英語学習の状況は?
まずは具体的な英語力の鍛え方についてご紹介する前に、あなたの英語学習の状況について考えてみてください。
考慮すべき点は以下の通りです。
- 英語が難しすぎて続かない
- なるべくお金をかけずに学習したい
- 教材や資格に投資したが、実践の場がない
- 英語に興味がないが、仕方なくやっている
この記事では、上記の4つの項目に分けてご紹介します。今のあなたが最も問題視している項目を見てください。
英語が難しすぎて続かない
「そもそも、英語が難しいからモチベーションが上がらない」
そのような悩みを持つ方は多いと思います。
そんなときにおすすめの方法は、中学英語をやり直すということです。ちなみに私も中学英語は中学を卒業してからやり直しました。
中学英語の語彙数で十分
中学校で習得する英単語は、少なめに見積もっても1200単語です。
実は、1000単語覚えるだけで、英語ネイティブが日常会話で使用する語彙の約85%をカバーできるのです。(NZの言語学者、ポール・ネーションの研究に基づく)
つまり中学英語を極めると、語彙数の観点から見れば、英語ネイティブの人と話すのに大きく困らないことになります。だからこそ中学英語をやり直すことをおすすめしています。
おすすめの書籍
以下にご紹介している本は、英語初学者に好評です。
中学英語を一から学び直すなら、賢い選択だと言えますね。
なるべくお金をかけずに学習したい
「お金はかけたくないけど、英語が上達する方法ないかな」
そのような悩みを持つ方は、特に学校を卒業した社会人に多いのではないでしょうか。
無料で英語力を鍛える方法は、スマートフォンなどのアプリに充実しています。
Duolingo
Duolingoは基本無料の外国語学習アプリです。アプリだけでなくPCのサイト上からも学習できます。
こちらは英語初学者におすすめのアプリで、be動詞の使い方からはじまり、問題形式は穴埋めからスピーキングまで様々です。
教科書のように一から文法を説明するというよりも、いきなり問題が現れて、わからなかったところは、その問題のQ&Aをみて解決するという実践に重きを置いたアプリです。
先程ご紹介した、中学英語の本と合わせて学習するのが効率良いですね。
Drops
Dropsは単語学習に特化したアプリです。単語か短文が上からドロップしてきて、記憶していくというアプリです。
普通なら、単語を覚えるときは単語帳を作ったり、辞書を引いたりすると思いますが、それが「面倒くさい」もしくは「飽きた」という方におすすめのアプリです。
Dropsの良いところは、日本語を介さずに英単語を学習できるところです。絵や図形とともに英単語が出てくるので、イメージで英単語を覚えることができます。
また、イギリス英語とアメリカ英語を選べる数少ない教材であり、その辺にこだわっている方はおすすめです。
Hello Talk
こちらは、一般のネイティブスピーカーと言語パートナーになることができるアプリです。
例えば、あなたが英語を学びたかったとしたら、日本語を学びたいと思っている英語ネイティブの人を探しましょう。お互いの言語を教え合うことで、win-winの関係が構築されます。
ただ、出会い目的で利用しているユーザーも少なくないので、特に日本人女性は注意したほうが良いですよ。
YouTube
YouTubeで子ども用の英語学習動画を見てみましょう。
馬鹿にしてるのかと思うかもしれませんが、めちゃくちゃ効果的です。
視覚的に学べるので、辞典とにらめっこするよりは楽しいですよ。
YouTubeで「Learn English for Kids」と検索すると、たくさん出てくると思います。
教材や資格に投資したが、実践の場がない
「今まで、英語の教材や資格(TOEIC・英検など)に投資してきたけど、自分の実力を試す場所がない」
「英語ネイティブを前にしたら、全く喋れなくて悔しい思いをした」
そのような悩みを持つ方は、実践あるのみです。実際に英語ネイティブと英会話をするべきです。
でも、留学するお金と時間ないな・・・
留学は大量のお金と時間を費やすので、ハードルが高いですよね。そんなときは、ありきたりですが、オンライン英会話です。
留学や対面での英会話教室に比べて費用が安く済むのと、いつでもどこでも受けられるのが強みです。
どこのオンライン英会話を選べば良いかに関しては、以下の記事に詳しくまとめましたので、ご覧ください。
英語に興味がないが、仕方なくやっている
英語に興味がないのにも関わらず、英語学習をしている人の理由は、以下のようなことではないでしょうか?
- 受験に使うから
- 入社に必要だから
- 会社や上司に英語の資格を取れと言われたから
このような理由で英語を学習している方は、「英語を使って何かをする」のではなく、「英語力を高めること」が目的になっている場合が多いです。
英語力を高めるのはあくまで手段であって、その先に「海外で暮らしたい」「英語で取引したい」「海外の日本語教師になりたい」というような真の目的があるはずです。上記の箇条書きにある目的は他者によって強制的に作られた目的です。
つまり、自分の意志で作られた目的によって英語を学ぼうとしない限り、英語学習のモチベーションが上がらないのは当然です。
今ここで、あなたが生涯で英語と付き合っていくか否かの判断をしてください。
英語とは決別する方
英語との決別をしたい方は、以下のような行動をすると良いでしょう。
- 受験科目に英語が含まれない学校に進学する
- 英語技能を必要としない会社に入社する
しかしながら、今後日本人でも必須と言われる英語と決別されるのは、私としては悲しい限りです。
英語と付き合うことを決意した方
英語と付き合っていくことを決意した方は、まずは英語が好きになるかどうか確認しましょう。
具体的な方法としては、英語の映画やドラマを観たり、英語の音楽を聴いたりすることです。エンタメ的な視点から英語に入ることによって、英語に対するポジティブなイメージが生まれるかもしれません。
英語の映画やドラマを観るのにおすすめのサービスについては「英語の映画やドラマを観るのにおすすめのストリーミングサービスは?」をご覧ください。
少し余談ですが、いま若い女性を中心に、韓国語が流行っていますよね。あれは、韓国のエンタメに影響を受けて学ぼうと思った方が大半です。言語というのは、その言語を使う国が魅力的だと思うからこそ学ぶべきなんだと思います。