多くの人々は一日に2回以上の食事をしますが、バックパッキングやハイキングの途中ではキッチンとカトラリーの設備がある環境はあまり望めないでしょう。人間の文明から切り離された自然の中で簡単に生きていくには、あなたが文明の中にいるうちにカトラリーを手に入れる必要があります。
ハイカーやバックパッカーは荷物が増えることを嫌います。荷物が増えると生活の質は向上しますが、移動は大変になります。快適なバランスを追求するなら、カトラリーは一つだけで済ませたいですよね?そんなあなたに “TOAKS Titanium Spork” を推奨します。
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カトラリー論争
バックパッカーの間ではカトラリーについての論争がたまに起こります。常に議論されているわけではありませんが、一度起こるとヒートアップすることが多いのです。彼らは常に移動をしているため、消費したエネルギーを補充するための食事に関することは些細なことでも気になります。
この記事で後ほど紹介するのはスポークと呼ばれるスプーンとフォークが合体したものですが、バックパッカーなら誰でもそれを使っているわけではありません。彼らには信条があり、こだわりがあってスポーク以外のカトラリーを使うことがあります。ただし私はスポークを気に入っています。
スプーンとフォークでは駄目なのか?
レストランや家庭ではスプーンとフォークがあれば大抵の食事は事足ります。食事が終わったらそれらを洗うだけの十分な大きさのシンクと収納するスペースがあります。ところがバックパッキングの場合はどうでしょう。食事の度にバックパックからスプーンとフォークを出したり入れたりするのは煩わしいはずです。もし同意できない場合は、あなたの自宅からスプーンとフォークを持っていくだけで済みます。
大衆的に広く使われているスプーンとフォークはステンレスかプラスチックを使って作られています。ステンレスは頑丈で洗いやすいですが、バックパックに入れるものとしては改善の余地がある重さです。プラスチックは非常に軽量で使い捨てるなら洗う必要がありませんが、環境に優しくない上に何日間も自然の中を歩くハイキングでは非現実的な選択肢です。
スポークには様々な種類がある
スポークには様々な種類があり、スポーク派のバックパッカーの中でも意見が分かれています。スポークを持っているという事実はその人がミニマリストであることを意味しますが、スポークの形には注意する必要があります。
例えば一方にスプーン、もう一方にフォークがついている “Light my Fire” のようなスポークは最悪です。なぜなら持ち手がなく不潔だからです。スプーンでベイクドビーンズをすくった後に肉をフォークで食べたい場合は、トマトの汁で手を汚す必要があります。そして肉の油まみれになった手で、ばい菌が混入したベイクドビーンズを食べます。とても滑稽な光景です。
さらにこのようなポリエステルで出来たスポークは耐久性に優れず、無惨にも折れた場合は残りのハイキングの食事をインド人のように手で食べることになります。軽さと安さ、携帯性が長所ですが、多くの犠牲を払うことを覚悟しましょう。
“Snow Peak SCT-004” のようなスポークは良さそうに見えますが、長さが足りません。バックパッキングやハイキング向けのカトラリーで軽視されがちな部分で、携帯性を重視するあまりに長さを犠牲にした商品が多く市場に出回っています。私がスポークに求めるのは持ち手が汚れず、食べ物に接触する部分と手の位置に十分な距離があることです。
特に “Wayfayrer” のようなレーションパックを持って行く場合は短いスポークだと困難な状況に陥ります。食べ物がパックの底に溜まっているため、短いスポークでは手をパックの中に突っ込まないと届かないのです。当然のように手は汚れ、食事の度に不快になります。同じことが深めのポットを使って麺類をつくったときにも言えます。
スポークにそれ以上の機能を求めないで
“Eat’N Tool” のような多機能スポークは絶対に避けるべきです。とても人間が食べるために用いる器具とは思えませんし、実際にスポーク以外の機能を使う機会は恐らくないでしょう。多機能であることは確かに安心感をもたらしますが、スイスアーミーナイフを持っているなら多機能スポークを持つ必要はありません。もし頻繁にナイフを使用する場合は “Mora Knife” のような何かを切ることに特化したナイフを持つことを推奨します。
マルチツールは便利である一方で製品が大きくなりすぎないためにツールの一つずつが妥協して作られており、簡易的な機能に過ぎません。誰がポリエステルのスポークについている小さなナイフで肉を簡単に切れると考えたのでしょうか?
TOAKS Titanium Long Spork
私がついに見つけた最高のスポークは “TOAKS Titanium Long Spork” です。バックパックの収納する場所には予想していたほど困りませんでした。食事のときに使うウェットティッシュと共にジップロックに入れるという合理的な方法を見つけたからです。私は好きではありませんが、持ち手にある穴を使ってバックパックの外側に吊り下げることも出来ます。
タイタニウムで出来ているおかげで軽量と頑丈を両立できます。ステンレスより高価な素材ですが、汚れが落ちやすく長期的な使用に向いています。プラスチックや木と異なり熱にもある程度の耐性があります。前述したように、このスポークの長さはカトラリーとして最高です。
舌触りは上品です。持ち手の部分はマット表面で滑りにくい塗装がされている一方、口に接触する部分は研磨されています。自然に囲まれていても文明的なカトラリーを使って食事ができる幸せは何物にも代えがたいことです。
間違いなく買う価値はある
TOAKSのスポークは最も安いわけではありません。しかし間違いなく買う価値はあります。タイタニウム製とはいえポリエステル製のスポークの2倍ほどの値段で購入できます。この1本さえあればバックパッキングやハイキングで一生使えることを考慮すれば決して無駄な買い物ではないはずです。
私たちがバックパッキングやハイキングをする上で高品質のブランドに固執するあまりに必要以上のお金をツールにかけてしまうことがしばしばあります。思い出すべきなのは値段に見合うだけの品質があるかどうかです。このロングスポークはブランドの掛け値なしで高品質なツールの一つです。強くおすすめします。以下のリンクから購入できます。