F1のフルレースを日本で視聴するには、DAZN・フジテレビNEXT・フジテレビNEXTsmartの3つに限られています。
今回はこの3つのメリット・デメリットについて比較していきます。
DAZN(ダゾーン)
F1放映開始が2016年と新規参入ですが、年々サービスが向上している注目のサービスです。
DAZNの視聴者層は?
ここ数年はF1を詳しく知らないライト層を中心に人気を博しています。
なぜライト層に人気なのかというと、実況・解説者がF1を初めて観る視聴者にわかりやすいよう噛み砕いて話すからです。また、フットボールや野球などの他のスポーツ目的でDAZNを契約した方がついでにF1を覗いてみるといった事例も理由の一つです。
これから予備知識ゼロでF1を観たい方や、既にDAZNを契約しているという方はDAZNでF1を視聴することをおすすめします。
DAZNの配信環境は?
最近は少なくなっていますが、DAZNは動画配信サービスであるが故に、画質がすこぶる悪くなったり、配信が読み込まれないことがあります。私の通信環境では常に下り50Mbps以上は出るので、問題はDAZNのサーバーにあると言えます。また、レースの録画はできず、見返すにはレース後2週間まで視聴可能な見逃し配信しか方法がありません。
しかし、PC・スマホ・TVを使いどこでも視聴できる利便性はDAZNの大きな魅力です。
フジテレビNEXT
フジテレビは1987年からF1中継を始めた老舗です。地上波→BS→CSと放送形態を変えつつ存続しています。
フジテレビNEXTの視聴者層は?
やはり古くからF1を放送しているからか、コアなファンが多いです。
実況は基本的にフジテレビのアナウンサーですが、解説陣は昔からF1に関わってきた有識者が多いです。実況・解説はDAZNと比較するとお堅めな印象で、視聴者にはある程度F1に関する予備知識が求められます。それがコアなファンに親しまれる一番の理由なのかもしれません。
F1に関する高度な話を聞きたいという方や、モータースポーツに精通しているという方はフジテレビNEXTでF1を視聴することをおすすめします。
フジテレビNEXTの配信環境は?
TVのCS放送のみとなっています。お住まいの家によっては新たにアンテナを設置する必要があるかもしれません。詳しくは公式サイトをチェックしてください。
視聴開始までの手続きがDAZNと比べると面倒ですが、F1中継の安定性は優れています。また、レコーダー機器のB-CASカードで契約すると録画することができるので、これは大きな利点です。
一方で、気軽に加入・退会ができないこと、場合によってはCS受信の初期費用がかさむことは難点です。
フジテレビNEXTsmart
フジテレビNEXTをPC・スマホ・タブレット等で視聴するためのサービスです。フジテレビNEXT契約者は無料でこのサービスを利用できますが、それ以外の方も有料で利用することが可能です。
フジテレビNEXTsmartの配信環境は?
フジテレビNEXTと同様の放送をインターネットで配信するサービスです。
「実況解説が異なる以外にDAZNと違いがあるの?」と思われる方がいるかもしれません。雲泥の差でフジテレビNEXTsmartの方がF1中継の安定性が悪いです。特に日曜のレース中継は回線が混み合い、画面が固まってしまうので、フラストレーションが溜まります。
一見メリットがなさそうに思えますが、このサービスは月額1,320円(税込)と他のサービスより安価です。※価格の比較は下記の表に記載します。
どうしてもフジテレビのF1中継をTV以外で観たい、もしくは一番安くF1中継を観たいという方にはおすすめします。
比較表
最後に比較表を用いておさらいしてみましょう。
価格(月額) | 視聴者層 | 配信環境 | 配信の安定性 | |
DAZN(ダゾーン) | 1925円 | ライト層中心 | インターネット配信 | ◯ |
フジテレビNEXT | 1749円 | コアなファン 多め | TV・CS放送 | ◎ |
フジテレビNEXTsmart | 1320円 | インターネット配信 | △ |